今回はZ会中学生の作文講座を詳しく解説します!!
息子がZ会のテキストスタイル(高校受験コース)を受講し始めてまだ2ヶ月めなのですが、個人的にすごく気になっていた科目が「作文」です。
- Z会作文の講座ではどんなことが学べるのか?
- 国語が苦手な息子の学力UPに貢献してくれるかも
- 一科目分としての価値があるか(ちなみに金額はしっかり一科目分w)
とこのように気になる点が満載だったZ会特製の作文講座を今回は受講してみることにしました。
Z会中学講座・テキストスタイル作文(高校受験コース本科)の内容一覧
Z会中学生の作文講座(高校受験コース本科)はご覧の通り、
- Z_Study サポート作文(書き方指南書)
- Z_Study 問題編(通常講座のテキスト)
- 添削問題
この3点になります。
サポート作文は3年間で一冊しかもらえない特典的な教材で、月1で郵送される「問題編(通常講座)」がメインの参考書になります。
Z会中学の作文講座本科 スタートセットの内容詳細
ちなみに息子がZ会作文講座の受講を始めたのは、中2の3月号からです(Z会は3月号から学年が繰り上がる)
Z会中学作文講座を申し込んでから1週間ほどで、まずは「スタートセット」という形で、「Z_Study サポート作文(書き方指南書)」がダンボールに封入されて届きました。
(※ Z_Study問題編(通常講座)は、3月の頭くらいに別便で到着しました!)
スタートセットに関する詳しい情報はこちらでまとめてあります↓↓↓
「【安い&使える】Z会中学申し込み後に届くスタートセット詳細」
スタートセットには年度の変わり目ということで、「中1復習問題集」や「特製スケジュール帳」など色んなおまけが同封されてて、なんだか得した気分になりました。
しかも中1復習問題集は特にありがたい内容でした。
【ちなみに】中1復習問題集(英語・数学)の構成は?
中1復習問題集は、数学と英語それぞれの大事なポイントをまとめて復習することが出来る教材です。
数学の復習単元は・・
- 比例・反比例
- 平面図形
- 空間図形
という、中学生の苦手が詰まった3つ(笑)
比例に図形・・と言うと、難しく避けたくなりがちなものの、学年が上がる時のベースになる知識ばかりなので、2年生に上がる前にきちんと理解を深めておきたい単元です。
一方、英語の復習単元は・・
- 一般動詞
- 疑問詞
- 代名詞
- can
- 命令文
- 現在進行形
と、1年で習う重要な英語基礎を振り返ることができます。
さらに数学と英語は、積み重ねを続けていかないとつまずき易い2トップなので、その2科目をまとめて教科できるのは本当に助かるっ。
追加料金かからずプレゼントして頂けるのはとても有難いです!
Z会中学作文講座_サポート&通常講座(本科)の内容
ということで、肝心の作文講座の内容です(^^;)
「サポート作文」も「通常講座(月1冊)」も、見た目は・・実際のところかなり薄めです(笑)
正直最初にテキストを見た時は、「薄すぎてお金が勿体ない」とさえ感じました汗。(月/ 2,900円)
が、、
やっぱりZ会の教材はスゴイっっ!!!
そんなZ会中学作文講座、どんな内容になっているかというと・・
【Z会中学生作文講座】Z_Study サポート作文(書き方指南書)はどんなことが学べるか
3年間で一冊しか貰えないZ会中学生向け「サポート作文(書き方指南書)」は通常講座の補佐的な印象です。
作文を書くために大切なコツをぎゅぎゅっと押さえてくれた読み物という印象で、設問はありません。
部分的に通常講座と内容が重なる部分もあるのですが、サポート作文(書き方指南書)はよりポイントを絞りギュッとまとめられてる印象です。
「まとまってる」とは言っても、伝わる文章を書くために大事なポイントや、NGな書き方(文法や表現など)もちゃんと書いてくれているから、これひとつで作文を正しく書く方法が一通り網羅できる構成になっています。
しかも原稿用紙を使ったスタンダードな作文の書き方の他にも、
- スピーチ
- 読書感想文
- レポート
これらを上手に書くポイントも掲載されているので、用途において即戦力になってくれる印象ですね。
例えばですが、読書感想文を書く時は「読みながら付箋に感じた事&考えた事をメモして、そのページに貼っていく」など大人も唸るナルホドテクニックも多いです(助かる!)
【Z会中学生作文講座】Z_Study 問題編&添削問題(通常講座のテキスト)
毎月送られてくる問題編は、一言でいうと「読む人に伝わる作文」を書くためのコツが詰まってる!という印象でした。
今回受講したZ会作文講座中2 三月号の場合は、「私の一番好きな言葉」という課題とそれに伴う条件(200字以内・二段落)が与えられ、その課題を解くために必要なスキルについて段階的に解説があり、その内容を参考に実践をしていく、というスタイルです。
「ひとつひとつは単純で簡単なこと」に見えるほど手順を細かく分けて、それぞれより良い答えを導き出すためのヒントを教えてくれるんです。
その単純で簡単なことをクリアして、積み上げていくことで結果的に、論理的で読みやすい文章が出来る。
という流れですね。
他にも下手な文章(やりがちな間違い)の例も紹介されていたり、その後に伝わりやすい文章(正しい回答)も記載されているので、見比べて気づける点も多いです。
ちなみに問題編(通常講座)では、取り上げる課題は毎月変わります。
作文本科中2カリキュラム内容(2020年_中2の場合)
- 3月 : 書き方を確認する
- 4月 : 表現を工夫して書く
- 5月 : 言葉から考えを広げる
- 6月 : 絵を言葉で表現する
- 7月 : 感想文を書く
- 8月 : 詩を読んで書く
- 9月 : 短歌を読んで書く
- 10〜11月 : 立場を決めて書く
- 12〜1月 : 文章を読んで書く
- 2月 : 構成を工夫して書く
Z会から送付されたカリキュラム表によると、2020年の3月号以降(中2)のZ会作文講座は、このような内容になっているそうです。
「感想文を書く」「詩や短歌を読み書く」・・と毎月コンセプトが変わるので、様々な種類の文章に慣れつつ書き上げる力を身につけていけますね。
添削問題はZ会中学生作文講座の集大成だ!!
そしてここまでの集大成が、課題として「添削問題」になっています。
実際に文章を書く形式で、得点は課題に対する答えがどの程度正確に分かりやすく記載されているかで決まるそうです。(50点満点で採点)
通常講座(作文問題編)でインプット&アウトプットを繰り返し練習した結果を、さらに外部へアウトプットし、客観的に判定されることでより文章力を鍛えられる。という流れですね(至れり尽くせり!)
もともと最初は「この薄さでこの値段は割高・・」と思っていたのですが、実際に見てみるとZ会作文講座は文章が苦手な人の助けになるコツが満載です。
むしろ薄いからこそ、「すぐに出来そう」と取り組みのハードルが下がります笑!(さすが)
何をどう考えれば伝わりやすい文章ができるのか、優しく丁寧に手を引っ張ってくれている印象ですね。
Z会中学生の作文講座を受講した感想をひとまとめにすると・・
「Z会の作文講座ってどんな内容なんだろう?」と興味本位がもとで受講を始めたZ会作文講座でしたが、実際に挑戦すると「むっちゃ頭のトレーニングになる」という印象が強かったです。
当然ですが、正解が一つの問題よりも正解が無限にある問題の方が答えは難しいです(そして世の中が必要としてる能力も後者)
その点、Z会中学作文講座は頭フル回転で思考しないと「伝わる作文(答え)」を導き出すことができない分、少ない量でも最初はかなり時間がかかるし疲れると思います。
率直に言って、「文章力をつけたい」と思っている人にはすごく有益な教材です。(ただ興味がない人は堅苦しさを感じるかも)
実際この冊子を読み進めることで私自身もとても勉強になりました。
( むしろ私が毎月受講したい! \(^o^)/ )
Z会中学作文は国語が苦手な人の弱点克服には申し分ない講座なのはもちろん、続けることで予期しない嬉しい効果を得られる教材。そんな印象が強いです。
何度もお伝えしている通り、Z会は1科目1ヶ月からの受講も全然できちゃうので、「どんなものか」と試してみるのも大いにアリだと思いますっ。
(添削問題の結果や感想などは、返送されたらまた改めてご紹介したいと思います!)
↓↓↓↓↓
届いたので早速下に書きました!!!
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【追記】その後、作文添削問題の解説&解答用紙が返送されてきた!
ということで、早速返送されてきたZ会作文講座の添削問題を開封しましょう!!どきどきっ。
他教科の添削問題だったら、正解か不正解か正誤の判断は簡単ですが、作文は皆違うことを書いている分判断も難しくなるはず。
50点満点で採点と言っても何を基準につけるのか。答案用紙はどんな感じなのか。解説は?
と、開けてみるまで全くイメージが付かなかった作文の添削問題ですが、実際に見てみたら納得です!
【Z会中学生作文講座】解説&添削返答の詳細
返送された作文講座の解答用紙、そして一緒に届いた解説なのですが、基本的には添削済み答案の採点基準とその解説、答案はそれを元に採点&アドバイスという内容となっていました。
作文添削の採点項目は6つ。
- 1,制限字数
- 2,表現・表記
- 3,主題を決める力
- 4,材料を用意する力
- 5,考察力
- 6,構成力
それぞれの項目で、課題の達成度が点数化されるのですが、判定基準はなかなかシビアと感じました(笑)
「1,制限字数」と「3,主題を決める力」は、「文字数がクリアしている」「好きな言葉を書く」と、そこまで厳しくないのですが、他の点は全てを完璧にクリアするのは大人でも難しいと思います。
2,表現・表記の採点基準
さっそく息子の添削済み答案を確認したところ、「漢字間違い」「”いつも”という言葉を一文中に2度使った」という理由で2点減点されていました。(1/3点)
なんとなく「1~3まではベーシック」「4~6は応用」という印象で、特に「4,材料を用意する力」は、”好きな言葉”への想いを表現するためには何が必要か(そして不要か)その見極め具合がそのまま採点基準になっている印象で、私の勝手なイメージだと、もっとも満点が取りにくい項目に感じました。
4,材料を用意する力
正確で印象深い作文を作り上げるために必要なパーツを「見極める力」を求めている印象がありました。今回の6つの項目の中で一番難易度が高い気がします(私個人の感想)
5,考察力
伝えたいことが曖昧だと減点される、という印象でした。「何を伝えたいか」を文末で明確にさせることが求められていて、そこがはっきりすることで文章全体に筋が通り、得点につながるように感じました。(読み手からのウケが良い表現を選ぶことも)
6,構成力
文章全体のまとまりを求めている印象でした。率直に、無駄な表現や言い回しを簡潔化させて分かりやすく書くことで対応できるように感じました。
添削済み答案にはアドバイスがいっぱい
「自分にどんな力が不足していたかが点数でわかる」だけだと、具体的にどうやって文章を改善させればいいかの判断は難しいです。
でもZ会の添削済み答案は上の6つの添削ポイントに沿って、どうしてここが減点されたのか、そしてその具体的な改善策を一人一人の文章に対して細かく指摘してくれています。
全ての教科で言える事ですが、文章を正しく理解できないと、知識はあっても「正解」を書くことができない。
つまり、どんな教科でも問題文が複雑になればなるほど国語力がなければ不正解になりやすいです(宝の持ち腐れ)
Z会作文講座は「正しく伝える」「分かりやすく伝える」ためのトレーニングが可能!!
「正しく伝える」には文章のしくみを理解している必要があり、「分かりやすく伝える」には、より多くの表現を脳に蓄え “選ぶ力” が必要になります。
そしてZ会作文講座はそのトレーニングにはもってこいです。
- 国語の点数が伸びない人
- 全ての教科で、「答えは知ってるのに何故かいつもバツになる」がある人
こんな、根本的な国語力を鍛えたい全ての人に向いている講座だと思います。
Z会中学生向け作文講座の内容おさらい
- 「サポート作文(書き方指南書)」は 3年間で一冊しかもらえない
- 要点が詰まった読み物で設問はなし
- Z_Study問題編(通常講座)は 毎月届く
- 一問一問小問を解きながら、大問を解かせるイメージ
- 添削問題は問題編の大問がそのまま提出課題になっている
- 点数化されるから自分の立ち位置がわかりやすい
- 解説が丁寧で要点を掴んでいる。これは国語力上がる!!
どうやら国語が苦手なウチの息子も「自分の一番見たくない部分が見えて辛い」ようで、作文講座の添削済み答案を確認&修正する作業は本当に苦しそうです(拒絶反応が半端ないw)
しかも1度やったら即実力が上がる訳じゃないから、目に見える結果もすぐには出ません。
だから逃げ出したくなるのですが、その一方で根本的な学力を身につけるためにこんなに有益な教材はなかなかないんじゃないかとも思います。
最後に、作文講座を簡潔にいうと・・
- 冊子は薄いけど内容は濃い!
- 評価を得やすい文章の書き方が身につく(→伝わりやすい・分かりやすい文章)
- 国語の力を養うにはぴったり
本当にこんな感じですね(^ω^)/
(有益すぎてウチもリピート受講してます!!)
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- Z会に入会すると届くむっちゃ豪華な問題集については →「 Z会の定期テスト攻略ワーク&スキマ学習は安いのに使える!社会編 」
- その他のZ会のお話(教科ごとの感想など)はこちら → 「Z会のお得な情報がまとまってます」