ウチの子供たちは、スマイルゼミとZ会を併用していた時があったのですが、スマイルゼミもZ会も実際に使って比較をすると、子供の性格によって向き不向きがあるように感じました。
また子供自身がやる気だったら、スマイルゼミとZ会を併用すると、それぞれの良いところを生かし合えるのでとても合理的にも感じました。
どう言うことかというと・・・
実際に使って感じたZ会の特徴
- 評判通り難しい。でも解説は丁寧
- 応用力をつけたい人にはとても向いている
- 上位校を目指したいけど今の学力じゃ不安。と言う人にもぴったり!
このようにZ会は応用問題が多くひねりのある難しめな問題が多いです。
一方のスマイルゼミは、アニメーションや動きを活用した講座が多く子供が楽しみながら勉強を進められる要素が強く、教材の特徴が全く違います。
特徴が違えば、教材との相性や期待できる対策にも大きな差が生まれてくるのは当然のことです。
そんなことを頭に入れつつ、今回の話は我が家の子供達が実際にスマイルゼミとZ会を併用して感じたことや使い方、向き不向きなどを中心に比較していきます!
スマイルゼミとZ会のどちらにしようか迷っていたり、併用を考えている人の参考になれば幸いです。
【Z会】中学準備コース(小6)の内容
あれはまだウチの娘が小学6年生だった時のことです。
親子ともども「中学に向けてそろそろ何かした方がいいのでは・・」と思いはじめ本人の意向を聞いたところ
「中学用の勉強がしたい」
「紙を使った勉強がいい(タブレットは嫌)」
という事だったので、Z会からDMで送られてきた「中学準備コース」という(早い話がお試し版)量が少なく値段もお手頃なコースを試してみることにしました。
※もう2年近く前のことではっきり覚えていないのですが、11~2月までの4ヶ月分で総額6000円前後くらいだったと思います。
毎月送られてくる教材は1科目で、
- 11月→英語
- 12月→数学
- 1月→国語
- 2月→英語
と毎月違う教科でした。
教材自体は割と薄めではっきりいってペラペラです。
1ヶ月もあればこの量なら余裕そう・・って思っていたのですが。さすがZ会!
【Z会】中学準備コース(小6)の問題の傾向
何がどう「さすがZ会」なのかと言いますと・・大人でさえ「これ苦手なんだよな〜!!」って思いがちな、一癖ある問題がたっぷり揃っていたんです。
問題文もちゃんと最後までよく読み解かないと勘違いしてうっかりミスをしそうなひっかけ問題が多く、子供と一緒に解けば解くほど自分が強く鍛えられていく感覚になりました。
巻末の応用問題に至っては、私が高校受験をした時に見た覚えのある複雑な立体図形の体積を求めるような問題まで(まだ小学生なのに・・汗汗)
これは用意された問題すべてが完璧にできたら、かなり自信を持てるだろうな・・という印象でしたね。
Z会の問題傾向
- 難易度が高い
- 問題文を最後まで読まないと騙されるようなひっかけ問題が多い
- 量は多くないけど解くのに時間が掛かる傾向アリ
が、ウチの娘は挫折した
理由はやはり「難しすぎたから」だそうで中1の4月で解約しました。
Z会は「iPad」と「冊子」の2種類!紙タイプなら再利用できる
そうなんです。Z会は、ざっくり言うと「iPad」と「冊子」の2種類が用意されています。
ウチの場合は娘が「紙の方がいい」と言ったから冊子タイプにしたのですが、やらなくなったら勿体ないです。
ということで、その時小6になっていた息子(弟)に強制的にやらせることにしました(笑)
息子は姉と違ってガチの電子派なので(スマイルゼミ大好き!)紙で勉強するのは大変辛そうでしたが意外と慣れてくるもの。
算数なんかは姉よりよっぽどスラスラ進めてたくらいで、一年後の今も地味にちゃんと続いています。
スマイルゼミとZ会を併用する魅力がここにアリ!
姉が挫折したZ会ですが、学年が下の弟が続けることができたのには理由があったと思います。
これは恐らくですが、Z会をやる前に先にスマイルゼミに慣れていたからだと思います。
スマイルゼミを始めて、楽しく勉強を進めることが出来たお陰で、少しずつ勉強への苦手意識が薄れてくれたんです。
しかも「基礎重視型」のスマイルゼミが勉強に必要な知識を身につけさせてくれていたので、Z会の応用問題も意外となんとか太刀打ち出来たようなんです。
(それでも「難しい!!」とは言ってましたが笑)
でも基礎に強いスマイルゼミと、応用に強いZ会を併用できたのはすごく良かったと思います(´◡`)
ってまぁお下がりなんですけどね(笑)
ちなみに、以前からがっつりZ会を受講していた息子のお友達Aちゃんは見事私立中に進学しました。
Z会だけで中学受験もいけるの?
となると気になるのは、中学受験への対応力です。
Z会のみでも中学受験をクリアすることが可能なのか?
これ私個人の意見ですが、いけると思います。
というのも、小学生時にZ会の資料を請求したところ、一緒にお試し教材をたっぷり送ってくれたんです。
お試しなのに中学準備コース2〜3ヶ月くらいの量があった気が・・(体感)
そしてお試し教材の中には、当然のように中高一貫校向けの教材もちらほら。
どんな問題が多かったかと言うと、いくつかの教科の知識を混ぜ合わせて答えを導き出した上で、自分の言葉で回答を記述させるような問題がすごく多い!
「教科書を丸暗記して答えられるだけじゃ、これからの時代は通用しないんだなぁ・・」と若干ショックを受けました(私が)
「これが普通に出来る小学生・・かっこいいなぁ」と、羨望の眼差しになった私ですが、やはりスマイルゼミと比べると継続はハードルが高そう。
当たり前(?)ですが、Z会に遊びの要素はありません。うちの息子がスマイルゼミで謎解きクイズで楽しく学んでいる間もAちゃんは机に向かってひたすら格闘してるようなイメージです。
その苦しみを耐え抜いた者にしか味わえない未来や達成感がある・・ってことでしょう。
Z会の問題内容を見ていると、スマイルゼミは勿論ですが、その辺に売っている参考書とかを見比べても、あの高レベルを維持した難易度の問題にはほとんど巡り会いません。
それでも同じレベルの問題を求めるなら「やっぱり塾なのか・・」と素直に思いました。
塾と比べるとZ会は断然安いです。
塾に行かずに難問を解く学力を身につけたい、それなら間違いなくZ会です。
Z会は1科目からの受講が可能!
「塾より安い」と言っても、それでもまだ「Z会は高そう」というイメージがあると思います。
確かに中学生5教科分・・となると月一万円を超えてしまうため、「塾よりは安いけど結局出費・・」と思ってしまうかもしれません。
しかし! Z会って意外と自由度が高いんです!
というのも、Z会なら1科目から受講ができるから、月およそ2500円くらいから始めることができるのです。
言ってしまえば「基礎は全部スマイルゼミ、色んな傾向を知りたいから数学だけはZ会も併用しよう」みたいな取り入れ方も出来ちゃいます。
何個も同時にやったところで体はひとつ。やりきれないのは勿体ない・・と考えると、すごく合理的な方法ですよね。
スマイルゼミとZ会を併用するコツ
スマイルゼミは全教科対応で基礎学力重視。一方Z会は応用力重視なので、基本はスマイルゼミで補いつつ、苦手な教科や学力をしっかりつけたい教科のみZ会を併用できます!
Z会は1ヶ月から受講が可能!
そうなんです。通信教育って半年とか一年とかの縛りがあるイメージが強いですよね。
でもZ会は「1ヶ月からの受講も歓迎スタイル」なんです。
↑DM広告にも大きく書いてある!
通信教育は辞める時にしつこく引き止められそう・・って危惧しがちですが、Z会は1ヶ月で辞められる上に、ネット上で簡単に解約の手続きもできます!
「試しに1ヶ月、苦手な英語だけやってみようかな」なんて始め方も全然OK。
これガチで感動しました!・・ていうのも。
これですこれ!
1ヶ月の受講でも一年分を網羅した問題集までついてくるなんて!本気でびっくりしました。
Z会は1ヶ月でも受講すると、一年分の定期テスト対策教材をプレゼントしてくれる
娘は小6の秋冬に4ヶ月間「中学準備コース」を受講していたので、自動的に中1の春に中学の教材(3月号)が届いたのですが、、それが謎にダンボール2箱!
意味がわかってない娘と私。
開けてみると、それぞれのダンボールに英語の教材と数学の教材、あとさりげなく入っていた副教科の参考書(4教科ぶん)!!
たしかに中学コースは英語と数学の2科目だけの受講で契約してはいたのですが、、
それにしても、あまりのボリューム&パッケージ力。
「年間契約でもしちゃったかなぁ・・」と一瞬かなり不安になったんですが、これは間違いなく今月分のみ。
調べたところ、Z会中学講座は申し込んだ科目ごとにそれぞれ、1年ぶんがしっかり網羅されている攻略用のワーク×3冊をつけてくれているんです。
- 定期テスト用のワーク ×2冊
- 隙間の時間を活用するためのワーク ×1冊
- 副教科用のワーク ×1冊
そして、それとは別に更に毎月届く教材がこちら。
↑手前が英語(3月・4月)、奥は数学(3月・4月)。これは毎月各教科1冊ずつ届きます
毎月の教材は、攻略ワークと違ってさほどボリュームはないのですが、丁寧な解説と基礎問〜難問がバランス良く配置されています。
子供の時間を無駄に浪費させない良問のチョイスはさすがZ会としか言いようがありません。
ただ正直な話、特典のワークだけでもかなり学力が身につく気がしました(笑)
【追記】息子Z会入会でスタートセットを入手!
その後中学に上がった弟(息子)の方が、この度スマイルゼミ 会に入会しました!先日届いたばかりのZ会スタートセット2020年度版情報もぜひご覧くださいっ。
「【安い&使える】Z会申し込み後に届くスタートセットの詳細」
Z会をやるなら・・
やっぱり、実際にZ会に挑戦してみて感じたことは、「Z会は上を目指す子のためにある」ということです。
本当にお楽しみ要素はゼロなので、本人が自分の意思でやると決めないと続けるのは辛いんじゃないかとも思いました。
(うちの娘は自分で決めてもダメでしたが・・・汗汗)
ただ、昔ながらの紙スタイルもあるので、合わなかったら他の子にそのまま譲ってしまえるのは一つのメリットだと思います。
紙だと、やっているかいないか、何処でどんな間違いをしたかも一目で把握できます。しかも問題の解き方を見れば、理解度もある程度予測がつけやすいです。
資料を請求するだけでも、どっさりお試し問題集がもらえちゃうので、まずはそこから試してみるのは良い方法だと思います。
正直、短い期間だけ試すつもりでZ会に入会して、一年分の問題集をあてにするのもありだと思います。
その後合っているようだったら、続けていけばいいだけです。(むしろ最高のパターン)
勉強に対するモチベーションに合わせて、答えを出すのが正解な気がします。
「Z会の実力判定Vテスト2020の詳細!2月模試を受験して」
Z会、受講のメリット
- 上位進学校にも対応できる高い学力
- 1ヶ月からの受講で一学年丸々使える問題集がもらえてしまう
- 1科目からの受講OK!ネット解約もできるから気軽に始められる
- 資料(お試し教材)が届いただけで、すごく得をした気持ちになる