映画の皇帝ペンギンは生物に興味を持たせるにはぴったりの教材(v´∀`*)

今更ですが、皇帝ペンギンを観ました。

 

「皇帝ペンギン」って、10年以上前に流行った映画のタイトルです。(2005年7月)

公開当初は何かと話題になっていた映画皇帝ペンギンですが、私は一度も観たことがありませんでした。

 

それがなぜ今さら初見に至ったかというと、

ウチの息子がペンギン好きだから\(^o^)/

 

最近では南極に行くことがひとつの夢にもなっているそうなので、これは!というノリでTSUTAYAで借りて来たのです。

皇帝ペンギンのストーリーは、皇帝ペンギンそのものである(笑)

当たり前のことしか言わず申し訳ありません(;;)

皇帝ペンギン男女の巡り合い・産卵・孵化・成長・独り立ちという皇帝ペンギンの半生を克明に追ったドキュメンタリータッチで、皇帝ペンギンの健気な生き方をこれでもかと疑似体験できる映画となっています。

皇帝ペンギンのありとあらゆる情報が詰まっているので、見終わる頃にはすっかり皇帝ペンギン博士。かもしれない(笑)

 

息子中1が皇帝ペンギンを観た感想

と、折角なので息子に皇帝ペンギンを観た感想を聞いてみました。

息子 「ペンギンは辛そうだった。」

・・・。

(語彙力)

という気持ちをぐっと抑えつつ、何が辛そうだったかを聞いてみたところ得られた回答が以下になります。

「えっとぉ、、出産のたびにオスとメスは離れ離れになるし、オスは長い間空腹で、しかもその間子供は行方不明になったりそのまま凍死したり辛そうだよ。しかも鳥にも食べられるし、大人だってアザラシに食べられたりして安心できないよ〜。」

と実に安定を重視する回答が得られました。

うちの息子は私が思っていた以上に、安定志向だったようです(笑)

 

「なんでそんなに辛い思いをして南極に住むんだろう?」

この疑問は、息子に限らず観た人の大半が感じる想いな気がします。

例に漏れずウチの息子も同じ気持ちになったようですが、本人なりに出した回答がこちら。

「他の地域に移住となると、もう群れで暮らせるスペースが残っていないのかも。在来種との生存競争も厳しそう。」

からの。

「自分(親)が子供をちゃんと守ることが出来れば無駄な戦いをしなくて済むからって自分を追い詰めているのかも!」
自己犠牲ですね。
「南極にもともと住んでいた動物たちはいつの間にか寒さに耐えかねて移住してて、気づいたら自分達しか残っていなかったんじゃ!」
天然か。
「陸にいれば天敵のアザラシに狙われることもないし安心だから!」
南極以外にも陸はある。
「むしろ移住とかめんどくさいし的な!笑」
怠惰かよ!
「実は祖先が昔、南極外に移住を試みたんだけど上手くいかなくて、遺伝子レベルで”移住=悪”になっているんじゃ!」
それは可哀想!!

 

という具合でした(笑)

※あくまで全て妄想です

 

不思議に思ったことはもう一つあったようで、

「なんで血の繋がりがない子を奪ってまで子育てしたいと思うのか??」

という疑問だったようです。

 

映画を観て頂くと分かるのですが、育児に失敗したメスがいきり立って、他所のメスからお子さんを誘拐する場面があります。

なんでそこまでするのか、という疑問に対して本人が導き出した候補がこちら。

息子「夫への申し訳なさ」

ストレスフルっ/(^o^)\

 

その他の候補としては・・・

その場しのぎ

とにかく育てたくてウズウズしてる

周りの目が気になる

引け目を感じる

子供がいないと安心できない

夫が戻ってきた時に子供がいないと可哀想だから他所から奪う

子孫を残さねばという責任感

・・・と。

なんて人間味あふれるペンギンなのでしょうか(笑)

もぶこむ。とりちき。ないない。

ここまでの話を見返した本人(息子)が一言

息子「オレ、変な人みたい。」

 

ザッツ\(^o^)/ライトォォ~~

 

本人自分で気づいたようです。

「そもそもペンギンはこんなに色々考えていない(笑)」

 

 

ということで、改めて本人がペンギンの脳内を妄想した結果がこちらになりました。

「子孫を残す!」
「とにかく生き残る!」
「パートナー&子供の安否」

きっとこの三つであろうと。

 

・・ってことは、それ以外の話は??

息子「オレの妄想。」

 

おつ!!/(^o^)\

 

オレの結論「皇帝ペンギンは勇敢だ!」

広がるだけ広がった無双もひと段落くる時が来たようです。

「 皇帝ペンギン = 勇敢 」

と思ったことには理由があったみたいで、

「皇帝ペンギンは我慢強い!子孫を残すことを考えてしっかり行動している姿は勇敢でかっこいい!!」

そして、

「ブリザードが吹き荒れる中卵を守る姿を見て、見た目は可愛いのになんてカッコいい生き物なんだと感動した」

と。

これは母的には願ってもない流れがやって来ましたよ。

もぶこむ。とりちき。にんまり。

私「したら君はこの映画を観てこれからどうやって生きていきたいと思った??」

息子「皇帝ペンギンを観て、オレはこれからしっかり自分の仕事をしていきたいと思った!」

 

・・・。

もぶこむ。とりちき。にんまり。

私「例えばどんな仕事??」

息子「えっと、お皿洗いに洗濯物に、お母さんの肩たたきに、お風呂洗い・・」

 

私「それはいいねっ!!今のお仕事は家のお手伝いがほとんどだったけど、自分自身のことは何かある??」

 

息子「・・あっ!!勉強!!宿題と家庭学習!!」

もぶこむ。とりちき。にんまり。

 

今日から頑張りたまえ\(^o^)/

 

皇帝ペンギンを観て

先にも言った様に、皇帝ペンギン(エンペラーペンギン)についてを詳しく知りたいなら、この「皇帝ペンギン」を観て大まかな情報を得るのはすごく良い方法に感じました。

当然の様に生態にも詳しくなるし、映像なので本よりもリアルな生き様を垣間見れます。

作品を通して新たな疑問が生まれて、それを自分で調べて解消させちゃう人もいるかもしれない。

生物の生き死にを知るための一つのきっかけとしては、かなり有益な映画だと思います。

あと、レビューを見ていても「感動する」「可哀想」「かわいい」「神秘的」と、人によって感じることが全く違うのも印象的でした。

 

一つ一つのシーンから、何を感じるのか、どう考えるのか。そんなことを考えたり、話し合ったりすることで、観た人の人生の幅が広がって行く様な印象を得ました。

 

「ごちゃごちゃめんどくさいこと考えてないで、すべきことを精一杯こなす」

皇帝ペンギンの健気さは、大人も子供も見習えるところが沢山ありますね。

↑ 皇帝ペンギン (字幕版)【Amazonより】

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